入院、骨移植を回避して、人工骨で骨造成

患者様は名古屋在住の40代男性。
右上顎の犬歯が歯根に膿を持ち、何回か根の治療をされたそうですが、結局抜歯されたそうです。
インプラント治療を希望されて大学病院の歯科口腔外科を受診したところ、骨がないので、入院して骨移植(自分の骨を移植する)と言われたそうです。
大変すぎるので、何とかならないかと、当院に相談においでになりました。
レントゲン、CTを撮影したところ、確かに通常のインプラント埋入は困難な骨の状態でした(下の写真中段)。
ただ、骨移植ではなくて、人工骨と人工膜を用いた骨造成術で治療可能と考え、その方法を提案しました。
了承が得られましたので、本日、骨補填材による骨造成とインプラント埋入を同時に行いました。
下の写真、下段が手術後のCTです。
インプラントの外側に、白く写る人工骨が補填されているのが認められます。

患者様のご希望に応じて、義歯とインプラントの組み合わせで治療

患者様は名古屋在住の50代男性。
上顎、下顎とも数本の歯を失い、入れ歯かインプラントを検討されているとのことで、相談においでになりました。
インプラントで固定式の歯を回復しようとすると、10歯ほど必要で、インプラントの埋入本数も、7~8本必要になると思われました。
他院でもいろいろ相談されているとのことでした。
インプラントで、すべて固定式の歯にした場合の費用を概算でお知らせし、一旦ご検討をいただくこととなりました。
数週間後、再度来院され、上顎は義歯で、下顎の左側をインプラントにしたいとのお考えでした。
当院にて、上顎の義歯を作製した後、本日、下顎左側臼歯部に2本のインプラント埋入を行いました。
2本のインプラントでブリッジにして、3歯回復の予定です。

条件が整えば、前歯は抜歯即時埋入で

患者様は名古屋在住の70代女性。
左上顎の犬歯が破折していて、抜歯しなければならないと言われたそうです。
ブリッジではなく、インプラント治療を希望されて、ご友人のご紹介で来院されました。
歯肉や歯槽骨に問題はありませんでしたので、抜歯即時インプラント埋入をお勧めしました。
説明によりご理解が得られましたので、本日、犬歯を抜歯、抜歯窩にインプラントを埋入し、外側に人工骨を充填しました。
下の写真が、手術前後のCTです。

骨がすごく薄くても、骨造成でインプラントを埋入

患者様は名古屋在住の40代女性。
左下顎臼歯のインプラント治療を希望されていたのですが、相談に行かれた歯科医院で、骨が薄すぎるので、断られたそうです。
知人の紹介で、当院に相談においでになりました。
CTを撮影してみると、確かに骨の幅が非常に薄いことが分かります(下の写真上段)。
そこで、人工骨を利用した骨幅を増やす骨造成術を併用して、インプラントを埋入する方法をご説明しました。
ご理解、ご了承いただけましたので、本日、同部に2本のインプラント埋入を行い、外側に骨造成を行いました。
下の写真、下段が手術後のCTです。
インプラント体の外側に、人工骨が白く認められます。
インプラント治療で選ばれる名古屋の歯科医院 インプラント治療で選ばれる名古屋の歯科医院 インプラント治療で選ばれる名古屋の歯科医院
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抜歯されている前歯は、必要に応じて骨造成

患者様は名古屋在住の60代男性。
右上顎の前歯を抜歯された状態で来院され、インプラント治療をご希望になっていました。
CTを見ると、ある程度骨量はあるのですが、インプラントを理想に近い位置に埋入しようとすると、歯の先端方向の骨がナイフの刃先のようになり、骨幅が不足していました(下の写真左)。
そこで、インプラントを埋入すると同時に、この部分に人工骨を填入して、骨の厚みを増す骨造成を行うことを提案させていただきました。
ご了承いただけましたので、本日インプラント埋入と骨造成術を行いました。
下の写真、右が手術後のCTです。
インプラントの外側に人工骨を認め、十分に骨幅が確保されています。

上顎前歯は、可能な状況であれば抜歯即時埋入で

患者様は名古屋在住の70代女性。
左上顎前歯の歯根が破折を起こして、歯肉の腫れを繰り返していました。
抜歯してインプラントが必要と言われ、当院に相談においでになりました。
CTで、はっきりとした破折線を確認はできませんが、症状から考えて、やはり歯根破折であると思われました。
抜歯即時インプラント埋入をお勧めし、了承が得られましたので、本日この前歯を抜歯、インプラント埋入を行い、インプラントと骨の隙間に、人工骨を填入しました。
下の写真が、手術前後のCTです。

抜歯前であれば、小臼歯も積極的に即時埋入

患者様は名古屋在住の50代女性。
右上顎第一小臼歯が歯根破折を起こしていると言われ、抜歯してインプラントを勧められたそうです。
インプラント治療を以前当院で行った、ご友人に紹介されて相談においでになりました。
症状などからして、やはり保存は困難と考え、抜歯即時インプラント埋入をお勧めしました。
ご了承いただけましたので、本日、小臼歯を抜歯して、インプラントを埋入し、抜歯窩との隙間には、骨補填材を填入しました。
下の写真が手術前後のCTです。

自然の治癒力に驚きながらインプラント埋入

患者様は名古屋在住の60代女性。
右下顎の第一大臼歯の周囲の骨が大きく吸収され、抜歯しなければならないと言われ、この部位のインプラント治療を希望されて来院されました。
レントゲン写真でも、CTでも、神経と血管の通るところまで大きく骨が吸収されてしまっていました(下の写真上段)。
インプラントを埋入するには、かなり厳しい状態で、大きめの骨造成が必要と思われました。
抜歯して、大きく骨が戻ることは期待できませんが、とりあえず自然な骨の再生を待つこととしました。
ところが、抜歯後8か月で、レントゲン写真、CTを撮影したところ、驚くほど、骨が再生されていました(下の写真下段左、中央)。
こんなこともあるものなんだと思いながら、本日インプラント埋入を行いました(下の写真下段右)。

乳歯のあとの永久歯がない場合は、インプラントで

患者様は名古屋在住の30代女性。
左下顎の乳歯が残っていたのですが、最近になってひどくグラついてきたとのことで、相談においでになりました。
この乳歯の、生え代わりの永久歯がないことはずっと以前から言われていて、抜けたらインプラントかブリッジをしなければならないと説明を受けておられました。
今回、インプラント治療を希望され、骨の状態は問題ありませんでしたので、抜歯後、本日インプラント埋入術を行いました。
右側も同じように乳歯が残っていますので、いずれ抜歯、インプラント治療を行う予定です。

新テクニック、ルートメンブレンの経過

患者様は名古屋在住の60代女性。
左上顎の犬歯が折れてしまったために、通院していた歯科医院でインプラント治療を勧められ、当院を紹介されて受診されました。
CTで見ると、犬歯の外側にわずかに薄い骨が残っているようでしたので(下の写真下段左)、この骨を吸収されないようにするために、骨に接している歯の一部を残す、ルートメンブレンという方法で、インプラントを埋入しました。
以前ご紹介した症例です。
手術後、4か月経過してCTを見ると、埋入手術の際に充填した人工骨は、残した歯の一部とともに残り、外側の厚みが維持されていました(下の写真下段右、下段中央は手術直後のCT)。
さらにその外側の歯肉もきれいに形態が保存されている状態でした。
経過良好でしたので、上部構造(咬む歯の部分)を作製したところ、見た目も大変きれいに仕上がり、ご満足いただけました。