時には、親知らずも同時に抜歯

患者様は名古屋在住の40代男性。
両側下顎の臼歯のインプラント治療を希望されて来院されました。
レントゲン写真、CTにて骨量は問題ありませんでしたが、両側とも、後方に親知らずが埋伏していました。
左側の場合は問題になりませんが、右側は、2本のインプラント埋入を行なおうとすると、歯肉切開が親知らずまで及ぶ可能性がありました。
インプラントの埋入自体には障害になりませんが、親知らずが炎症を起こしてきたときに、インプラントに影響が及ぶ可能性もありますので、インプラント手術の際に、親知らずも抜歯しておくこととしました。
本日、下顎臼歯右側に、2本のインプラント埋入と、親知らずの抜歯術を行いました。
左側は、後日手術予定です。

必要な場合は、垂直的に骨造成

患者様は名古屋在住の60代男性。
左下顎大臼歯を、重度の歯周病のため抜歯された患者様です。
義歯はどうしても嫌で、インプラント治療を希望されたのですが、骨がないので無理と言われたそうです。
何とかならないかと、当院に相談においでになりました。
下顎の骨はかなり吸収されており、CTを撮影してみると、下顎の神経まで4~5mm程度の距離しかありませんでした。
短めのインプラントでも5mmのサイズまでしかありませんし、5mmのインプラント治療を入れれば、神経に当たってしまいます。
そこで、垂直的に骨を造成して、太い直径で長さ7mmのサイズを埋入することとしました。
下の写真が、手術前後のCTです。
右の写真、手術後のCTで、埋入されたインプラントの周囲に、補填した人工骨が白く認められます。

少量の骨造成で、より良好な状態に

患者様は名古屋在住の60代女性。
左下顎の臼歯部のインプラント治療を希望されて来院されました。
CTで骨の状態を見てみると、骨の高さは十分でしたが、先端で骨が薄くなっている形態をしているため、インプラントの上部で骨幅が不足してしまいます(下の写真左)。
そこで、インプラントの上部のみに、少し人工骨を補填する骨造成を併用する術式としました。
手術後のCT(下の写真右)で、インプラントが埋入、固定され、上方に人工骨が補填できていることが確認されます。

状況に応じて、インプラント埋入時期を選択

患者様は名古屋在住の60代男性。
上顎の前歯2本が、以前から具合が悪く、数回にわたって根の治療を行ったのですが、いまだに膿が出て、腫脹を繰り返しているそうです。
もう保存は不可能で、抜歯して、インプラントかブリッジをしなければならないと言われたそうです。
ブリッジで歯を削られたくないとのことで、インプラント治療を希望されて、当院に相談においでになりました。
レントゲン、CTを撮影してみると、歯根の先の骨がかなり吸収されており、歯根の治療では、治癒しないレベルと思われました(下の写真下段左)。
前歯ですので、抜歯即時埋入ができれば、したいところですが、歯根周囲の感染状況がかなり悪いため、まずは抜歯して治癒を待つこととしました。
抜歯後、2か月ほどで、歯肉がきれいに治癒しましたので、早期のインプラント埋入術を行うこととしました。
抜歯後2か月ですので、骨の治癒はまだ完了しておらず、穴が残った状態ですので、2本のインプラント埋入と同時に、インプラント周囲および外側に人工骨を補填しております(下の写真下段右)。

状況がよければ、前歯はもちろん抜歯即時埋入で

患者様は名古屋在住の40代男性。
右上顎の前歯が破折していると言われ、インプラント治療を希望されて、当院を受診されました。
レントゲンでも明らかなように、歯根部分で折れて、ずれてしまっています。
保存は不可能でしたので、ご希望どおり、抜歯してインプラントをお勧めしました。
ひどい骨吸収等はなかったので、抜歯即時埋入をお勧めし、了承されましたので、本日、抜歯を行い、即時インプラント埋入術を施行しました。

ワイドインプラントを使用して、骨の薄さをカバー

患者様は名古屋在住の40代男性。
右上顎臼歯のブリッジがダメになり、3歯の欠損ができてしまいました。
インプラント治療を希望されて、他院で診察を受けられたそうですが、骨が薄くて難しいと言われたそうです。
そこで、知人に紹介されて、当院に相談においでになりました。
3歯の欠損に対して、2本のインプラントを埋入し、ブリッジを作製したいのですが、CTを撮影してみると、最後方の部位の骨が薄く3~4mm程度でした。
大きな骨造成手術はできれば受けたくないとのご希望もあり、骨の薄い部位には、大きな直径で、短めのインプラントを選択し、ご自身の骨を上方へ押し上げて骨量を確保するという方法で行うこととしました。
下段の左が手術前のCT、右が手術後のCTです。
骨の薄かったところに、周囲を骨で囲まれた状態で、インプラントが埋入できています。
インプラント治療で選ばれる名古屋の歯科医院
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前歯は状況により、抜歯して早期のインプラント埋入で

患者様は名古屋在住の50代女性。
右上顎の前歯の歯根に膿を持ってしまい、根の治療を何度かされたそうですが、膿や腫れが改善せず、抜歯しなければならないと言われたそうです。
抜歯の後はインプラント治療をしたいとの希望で、当院を受診されました。
CTを撮影してみると、歯根の周囲の骨が吸収され、膿が歯根全周に溜まっているように思われました。
前歯ですので、条件が良ければ抜歯即時埋入を行うのですが、歯根周囲の状態を考え、抜歯して、2~3か月待って、インプラント埋入を行う予定としました。
骨が薄く、骨の幅が不足していましたので、本日インプラント埋入と同時に、唇側(外側)に人工骨を補填する骨造成術を併用しました。
下の写真が、手術前・後のCTです。

必要な場合は、小規模な骨造成で適切な埋入を

患者様は名古屋在住の40代男性。
左下顎第一大臼歯を抜歯され、インプラント治療を希望されて来院されました。
CTを撮影してみると、少し骨幅が狭めでした。
大臼歯ですので、できるだけ太めのサイズを埋入したいところですが、骨の形態は先細りの形になっていました。
大規模ではないのですが、骨幅の不足している部分に、少し人工骨を補填してあげると、良好な位置に、適切なサイズのインプラントが埋入できますので、小規模な骨造成術の併用を行うことを提案させていただきました。
同意が得られましたので、本日、1本のインプラント埋入と小規模な骨造成術を行いました。
下の写真下段が手術後のCTです。
埋入したインプラントの外側に、人工骨を認めます。

大臼歯でも、状況次第では抜歯即時埋入で

患者様は名古屋在住の50代女性。
左下顎第一大臼歯の歯根が、半分だけ残された状態で、ずっとこの部位は義歯で過ごされてきたそうです。
なぜこのようにされたかは、あまり説明を受けておられないようで、説明されたかもしれませんが、記憶にないそうです。
とにかく義歯はもう嫌とのことで、インプラント治療を希望されて相談においでになりました。
歯根が半分残っていますので、これを抜いてインプラントを埋入することになるのですが、骨量には問題なく、歯根の先に膿を持っているようなこともないので、大臼歯ですが、抜歯即時インプラント埋入をお勧めしました。
ご了承いただけましたので、本日同部の抜歯、インプラント埋入術を施行しました。
下の写真、下段左が手術前、右が手術後のCTです。

他院での治療の続きもお引き受けします

患者様は名古屋在住の50代男性。
他院で左下顎のインプラント治療が終了した後、右下顎のブリッジを抜去。
支えになっていた歯を抜歯して、同部もインプラントを希望されたそうですが、転勤となったために、その歯科医院へは通院できなくなったそうです。
当院に相談においでになり、骨量は特に問題なかったので、右下顎臼歯に2本のインプラント埋入を行い、ブリッジで3歯の回復をすることとしました。
本日、2本のインプラント埋入手術を施行しております。