状態によっては、インプラント埋入の前に、まず骨造成

患者様は名古屋在住の30代男性。
交通事故で、上顎の前歯3本が抜けてしまい1本はグラグラの状態となってしまいました。
インプラント治療を希望されているため、受診された病院から、当院に紹介でおいでになりました。
CTを撮影してみると、抜けた部位の歯を支える歯槽骨が折れて、遊離した状態でした(下の写真中段)。
まずはこの折れた歯槽骨を摘出し傷口を縫合しました。
残ったグラグラの歯は保存は難しいと判断し抜歯しました。
外傷によって、骨が失われてしまっていますので、インプラント埋入の前に、まずは骨造成を行うこととしました。
歯肉の治癒を待って、本日上顎前歯4本分の骨造成を施行しました。
下の写真、下段が手術後のCTです。
補填した人工骨が白く認められます。
6か月以上は期間をおいて、人工骨が骨に置換されるのを待ってインプラント埋入を行う予定です。

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