上顎第一大臼歯のワイドショートインプラント症例
まだお若いのですが、右上顎第一大臼歯の差し歯が外れて、歯根だけ残った状態となり、抜歯してインプラント治療を勧められたそうです。
骨が薄いためサイナスリフトという大きな骨造成が必要と言われ、少しためらわれていたそうです。
お知り合いが当院でインプラント治療をされていたので、勧められて相談においでになりました。 CTで見ると確かに骨の高さは十分とは言えませんでした。
ただ骨幅は十分認められましたので、ワイドショートインプラントを使用することで、サイナスリフトは回避できると考えました。
かなり、手術は優しくなりますので、当院での治療を希望していただけました。
本日、同部に直径6mm・長さ7mmのワイドショートインプラントの埋入手術を行いました。
骨補填材を用いた骨造成術は行っていません。
【 費用と期間 】
インプラント治療は自由診療です。
インプラント埋入手術の費用が1本分で15万円(税込16万5,000円)、被せものがオールセラミック1歯分で20万円(税込22万)、合計35万円(税込38万5,000円)でした。初診から約4か月かかりました。
【 リスクと副作用 】
ワイドショートインプラントはメガジェンジャパン社(https://megagen.jp)の製品で、直径6mm、7mm、8mmのインプラントが日本で承認されており、その製品を使用しております。
インプラント埋入手術は外科治療のため、腫れ、痛みが出る可能性があります。
細菌に感染してしまうと、失敗になってしまうことがあります。当院では滅菌操作を徹底して感染リスクを抑えます。
治療終了後は、インプラント周囲炎にならないために、通常の歯と同じように丁寧なブラッシングや定期メンテナンスが必要です。