右下顎の第一小臼歯が、繰り返し腫脹し、そのたびに投薬で様子を見ていたそうです。
数日前に大きく腫脹し、差し歯も外れてしまったそうで、今までとは別な歯科医院を受診したところ、歯の周りに重度の炎症を起こして、骨が吸収されてしまっていると言われたそうです。
残すのは困難で、抜歯してインプラントかブリッジを勧められたとのことでした。
ただ、インプラントにするには骨がなくて難しいので、ブリッジにした方が良いと説明されたそうです。
ブリッジのために、手前の犬歯を削られたくないとのことで、知人の方のご紹介で、当院に相談においでになりました。
レントゲン、CTを撮影してみると、下の写真、下段左のように外側の骨が、大きく無くなっていました。
それでも、人工骨による骨造成を行えば、インプラントは可能であると説明させていただいたところ、ぜひインプラントにしたいとのことでした。
そこで、まずは抜歯を行い、2か月後に、インプラント埋入と同時に、人工骨を補填しての骨造成術を施行しました。
下の写真、下段右が手術後のCTです。
