右上顎第一大臼歯がボロボロの状態とのことで、抜歯されたそうです。
抜歯後はブリッジかインプラントと言われたそうですが、抜歯の際、骨が薄くて、上方の空洞（上顎洞）に抜けてしまっているかもしれないので、インプラントは難しいと説明を受けられたそうです。
ブリッジをするために、両隣の健全な歯を削られたくないので、インプラント治療ができないものかと、相談においでになりました。
CTを撮影してみると、抜歯した歯根の穴が残っていましたが、上顎洞に抜けているかは不明でした（下の写真2段目）。
とりあえず骨と歯肉の治癒を待ってから、もう一度CTを撮って検討することとしました。
抜歯後5カ月でCTを撮影してみると、歯根の後は骨で埋まっているようでした（下の写真3段目）。
骨の高さは4～5でしたので、ワイドショートインプラントを埋入することで、骨造成の必要はなくなり、手術が容易になりますので、その旨患者様に説明し、了承していただけました。
本日、直径6ｍｍ、長さ7ｍｍのインプラント埋入を行いました。
下の写真4段目が手術後のCTです。
