右上顎大臼歯を失って、他院にインプラント相談に行かれたそうです。
骨が薄いので、サイナスリフトという骨造成術を行い、そのうえでインプラント埋入をすると説明されたそうです。
かなり腫れるし、期間も長くかかると言われ、費用もかなりの高額の見積もりだったそうです。
他に何かいい方法はないかと考え、知人に当院を紹介されて、来院されました。
CTを撮ってみると、骨の厚みは4ｍｍ程度で、このままでは通常のインプラント埋入はできません。
こんな場合、サイナスリフトは良い方法で、十分な骨量が確保できます。
しかし、手術は規模の大きな、骨造成術となります。
CTを見ると、骨幅は十分ありますし、厚みも4ｍｍあれば、もう少し負担の少ない方法として、ワイド・ショートインプラントの使用があります。
サイナスリフトに比べれば、かなり患者様は楽ですので、この方法ならと同意が得られました。
本日、上方の上顎洞に、埋入部の骨を押し上げるリフティング法で、人工骨は使用せず、直径7ｍｍ、長さ7ｍｍのインプラント埋入を行っております。
