症例に応じて、早期埋入、即時埋入を選択

患者様は名古屋在住の50代男性。
上顎の左前歯をぶつけてしまい、痛みがあったので歯科医院を受診したところ、歯根が折れていて、抜歯になると言われたそうです。
インプラント治療を希望されて当院に相談においでになりました。
レントゲン、CTを撮影してみると、かなり太いコアが入っており、元々歯質が少なくなってしまっていて、折れやすい状態でもあったのではないでしょうか。
インプラント治療の方法として、抜歯即時埋入も可能であると思われましたが、唇の側の骨が少ないので、ここに骨補填をしっかり行いたいと考え、抜歯してから、8週間ぐらいでインプラント埋入を行う、早期埋入としました。
抜歯即時埋入では、手術は低侵襲で行えますが、歯肉を剥離しないので、やや不確実な人工骨の補填となります。
早期埋入の場合、手術自体は大掛かりになってしまいますが、切開を行い、歯肉を剥離して、目で確認しながら、十分な量の人工骨を、確実に補填できるというメリットがあります。
どちらの方法も、それぞれ長所、短所がありますので、患者様のご意見も伺いながら、より適切な方法を選択します。
下の写真下段、右が手術後のCTです。
埋入されたインプラント体の唇の側に、十分な人工骨が補填できています。
インプラント治療で選ばれる名古屋の歯科医院
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