新テクニック、ルートメンブレンの経過
左上顎の犬歯が折れてしまったために、通院していた歯科医院でインプラント治療を勧められ当院を紹介されて受診されました。
CTで見ると、犬歯の外側にわずかに薄い骨が残っているようでしたので(下の写真下段左)、
この骨を吸収されないようにするために、骨に接している歯の一部を残すルートメンブレンという方法で、インプラントを埋入しました。
以前ご紹介した症例です。
手術後、4か月経過してCTを見ると、埋入手術の際に充填した人工骨は、残した歯の一部とともに残り、
外側の厚みが維持されていました(下の写真下段右、下段中央は手術直後のCT)。
さらにその外側の歯肉もきれいに形態が保存されている状態でした。
経過良好でしたので、上部構造(咬む歯の部分)を作製したところ見た目も大変きれいに仕上がり、ご満足いただけました。