上顎前歯2本の骨造成症例
上顎の前歯2本に、数年前より、腫脹、排膿を認め、歯根の治療や詰め物をされてきたのですが、症状を繰り返してきたそうです。
最後に受診された歯科医院で、唇側の骨が吸収されて膿をもっており、抜歯しないと治癒しないと説明されたそうです。
抜歯して、インプラントか6本つないだブリッジか義歯といわれ、インプラント治療を希望されて、当院に相談においでになりました。
CTで見ると、唇側の骨がなく、抜歯したら陥凹してしまうし、インプラントを埋入できる骨幅ではありませんでした。
そこで、抜歯して2~3か月の早期にインプラント埋入と骨造成を行う方法を提案させていただきました。
了承いただけましたので、抜歯後、歯肉の治癒を10週間待って、本日、インプラント2本埋入、人工骨を唇側に補填して骨造成を施行しました。
下の写真、上段が手術前、下段が手術後のCTです。