上顎臼歯、右は骨造成、左はワイドインプラントを用いた症例

患者様は名古屋在住の40代女性。
上顎両側に乳歯が残存し、永久歯が欠損している患者様です。
子供のころから、この歯は一生はもたないので、いつか抜歯しなければならないと言われ続けてきたそうです。 今までは残った乳歯がなんともなかったのですが、最近になってグラグラしてきたとのことです。
もう抜歯してインプラント治療をしようと決心されて、当院に来院されました。
レントゲン・CTを撮影してみると、右側(写真左)の乳歯のところは、骨が非常に薄く、1mm弱しかありませんでした(下の写真2段目、左と中央)。
左側(写真右)の乳歯の方は、まだ少し骨の厚みがあり4~5mmほどありました(下の写真3段目、左と中央)。
そこで右側の乳歯は抜歯後、サイナスリフトという骨造成術を行い、骨の厚みを十分に確保して通常サイズのインプラントを埋入しました(下の写真2段目右)。
左側の乳歯は抜歯後ワイドショートインプラントを埋入して、骨造成は行わずに治療を行いました(下の写真3段目右)。
【 費用と期間 】
インプラント治療は自由診療です。
右側は、サイナスリフトの費用20万(税込22万)、インプラント埋入手術の費用が1本分で15万円(税込16万5,000円)、被せものがオールセラミック1歯分で20万円(税込22万)、合計55万円(税込60万5,000円)でした。初診から約11か月かかりました。
左側は、インプラント埋入手術の費用が1本分で15万円(税込16万5,000円)、被せものがオールセラミック1歯分で20万円(税込22万)、合計35万円(税込38万5,000円)でした。初診から約4か月かかりました。
【 リスクと副作用 】
ワイドショートインプラントはメガジェンジャパン社(https://megagen.jp)の製品で、直径6mm、7mm、8mmのインプラントが日本で承認されており、その製品を使用しております。
インプラント埋入手術は外科治療のため、腫れ、痛みが出る可能性があります。
細菌に感染してしまうと、失敗になってしまうことがあります。当院では滅菌操作を徹底して感染リスクを抑えます。
治療終了後は、インプラント周囲炎にならないために、通常の歯と同じように丁寧なブラッシングや定期メンテナンスが必要です。

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