下顎大臼歯の骨造成症例
左下顎の犬歯から臼歯部に、5歯連結のブリッジが装着されていたのですが、ブリッジを支える最後方の歯がボロボロになって、ブリッジがグラついてきたために来院されました。
前方の歯は、なんとか持ちそうでしたので、5歯のうち、前の部分の3歯をブリッジとして残し、後ろの2本をインプラントにするという計画となりました。
CTを撮影してみると、1本目の部位は骨幅が狭くて骨量不足でした。
2本目は骨の中を走行する神経に近く、高さがやや不足していました(下の写真、中段)。
そこで、1本目は、外側(頬側)に人工骨を補填して、骨幅の造成を行い、2本目は太めの直径で、短めのインプラントを使用することで、骨造成を回避することとしました。
下段の写真が手術後のCTです。