インプラントについて

静脈内鎮静下手術

インプラント治療は希望するけれども、手術が恐ろしくて耐えられない。出来れば全身麻酔で手術をしたい。
という方は多いと思います。全身麻酔となると、病院へ数日入院をしなければなりませんし、体への負担もあります。
そこで、全身麻酔のように、完全に眠った状態ではなくて、点滴から鎮静剤を投与し、半分眠ったような状態で、手術を行うのが静脈内鎮静法です。
半分起きてますから、術者が、「お口を開いてください」と言えば、ご自分でお口を開けますし、「痛いですか?」と聞けば、お返事されます。しかし、完全に鎮静剤の作用が、きれた後は、この間のことは、ほとんど覚えていないという状態です。
もちろん鎮静下でも、痛みは感じますから、局所麻酔を行います。通常の局所麻酔下で、通常にインプラント手術を行うのですが、鎮静剤の作用で、手術中の振動や痛みなどの苦痛を、ほとんど記憶していないということなのです。
この静脈内鎮静を行うにあたっては以下の諸注意が必要です。

  1. まずは十分な問診をさせてください。
    全身状態、過去にかかった疾患、現在かかっている疾患、いただいているお薬、アレルギーについて、等々お尋ねします。

  2. 場合によっては近隣の医院での検査をお願いします。

  3. 手術4時間前の飲食はお控えください。

  4. 手術当日は車の運転はしないでください。

  5. 手術後30分~1時間ほど、十分鎮静剤の作用が減少したのを確認できるまで、当院で休んでから帰宅していただきます。

  6. 家族の方のお迎えをお願いします。

  7. 手術の前に点滴をうちます。

  8. 手術中は血圧、脈拍、血液中酸素飽和度などのモニターをつけます。

  9. 全身状態によっては、行えない場合もあります。

*費用は手術費用に加えて、10万円(税込11万円)かかります